潜って気づいた深海物語の第16話。

どういう訳だ。
粛々とやることに
脳内麻薬が出ないのは。

ワクワクして
次はどうしてやろうか
こんな工夫はどうだろうか、って
中村仲蔵よろしく
夢中になれたら幸せなのに。

なんてことを考えながら
たどたどしくPC作業をし
営業に依頼された手配をし
一日が終わる。

無事に帰宅出来れば
幸いなのだが、
保育ママさんのところからの帰途
ケータイが鳴る。
後部座席には
チャイルドシートに赤ん坊。
間も無く家、なのだが
どうもバタついた会社の状況に
行かざるを得ない、と察知。

車を飛ばして会社に行く。
見たら、明日でも良い仕事じゃないか。
今呼んでやらせて
何が面白いのか。
しぶしぶ片付けて帰宅。

赤ん坊は、横の長机の上に
寝かせて
そそくさと仕事を終えるのだ。

実感した。
相手の立場に立って考える、って
言葉があるが、考えても
そぐう行動がとれるか否か。


やっぱり
自分がその立場に立ってみないと
わからないことって
いっぱいあるよな。
イメージじゃなくて
実感することの大事さ。

そして、あたしだったら…って
考える。


こういう
泣きたくなるような経験は
次に活かせば良いのだ。

脳内麻薬は出ないけど
妙に冷静に
周りが見える。

深海生物を見て
学んで
繋げて。

無駄なことなど
何もないってことだな。