拝啓、ツタンカーメン様。

 

 

まさか146枚のご自分のパンツを

死んだ、果てしなく後に見つけられて、

わあわあ騒がれているなんて

想像していなかったことでしょうね、

ツタンカーメンさん。

 

もっとオシャレなデザインの

いいやつ履いとけば良かった…

 

なんて思ってらっしゃるかも。

最高級素材は、さすがです。

勝手にいろいろ言っちゃったり

探っちゃったりして、

なんかすみません。

 

だけど、王位についた途端

墓を作り始めるシステム。

興味深い話でビックリしました。

王をやりながらも

進捗なんか気になっちゃって

それはもう頑張ったことでしょうね。

 

墓壁画には惚れ惚れする晴れ姿を

描いて欲しいだろうし、

だったらそれなりに

結果を残さないと…って

ご自身の職歴を輝かせるために

気合いを入れた日々だっただろうし。

左脚の痛みをこらえ、

心中お察し致します。

 

ラブラブな感じで奥様と

一つのサンダルを片方ずつ履くなんて

粋な演出されますね。

現在でも、ひとつのイヤホンを

片方ずつつけて…の恋人同士っぷりは

どうもツタンカーメンさんが起源のような

気がします。

そのオシャレで斬新なアイデア

こっちが恥ずかしくなってしまいました。

ごちそうさま。

 

だけど、しつこいようですが

王位につきながら

墓を作られる気持ちにあたしは

一番興味がそそられました。

パンツネタじゃなく。

死を日々感じながら生きている、って

それはそれは"覚悟"ってものが

否が応でも強くなりますよね?

やっぱり気になってらっしゃいましたよね。

あるいは、死後の魂の部屋が出来て

ある意味安心して生きられたのか。

設計にあたり、コメントなどはされたのか。

伺いたいことだらけです。

だけど、結局はお母様と一緒に祀られる…

結果オーライな気もします。

 

この度、テレビ東京

「たけしの新・世界七不思議大百科」で

いろいろわくわくさせてもらいました。

完全なる正解がわからなくても

想像して思い巡らす…は最高に楽しいことで。

ツタンカーメンさん、

いつも本当にありがとうを

言いたくて…

どうか今後ともさりげなくいろいろ教えて

くださいませ。

 

取り急ぎパンツの件、勝手に

楽しんでしまって。

お詫び申し上げます。

敬具