今日は散歩がてらこちらへ。
理工学部の建築の講義を受けに
わざわざ文学部から遠征した身としては
血が騒ぐ名前を見つけちゃったもんでね。
まるで某IKEAのはしりのような
合理的でスピーディーで尚且つオシャレな
工業デザイン満載の展覧会。
合理性を追求しつつも、お尻の形の座面や
椅子の背もたれには背骨がしっくりはまる
カーブが付けてあったり、
部品のカラーリングが選べたりと
ユーザーへの愛が半端ないお方なのだ。
自身を"構築家"と呼ぶスタイルは
家具だけでなく、建物までも
"どうしたら〇〇できるか"をイチから考えて
全ての工程に手を抜かないやり方だからだろう。
とにかく考え工夫するプルーヴェのパワフルさ。
それを1901年から82年間やり切ったとは。
しかも、
1942年に作られた組立住宅まで
じっくり見られるなんて幸せ過ぎる。
プルーヴェのこの言葉で
あたしは今日この展覧会に来られたことに
感謝したのだ。
この地球上にたまたま生かされ、
地球に間借り中の自分。
いかに"自然"にダメージを与えることなく
生きて、死にたい。
"土地に痕跡を残さない"スタンスは
自分と同じベクトルだ。
「絶対忘れるなよ」
「これからどっちに舵を切るんだ?」
そう一貫して言われた気がして。
行って良かった。
#ジャンプルーヴェ展
#東京現代美術館