ひとり。

 

藤井聡太七段の第3局。

今日のタイトル獲得は

残念ながら叶わなかったけれど…

 

今回、その対局を実況をする

周囲の棋士の方々の

リアクションが面白くて。

 

"誰もが怖がってやらない手を

進んでどんどんやる。"

 

"違和感あることをする。"

 

"安全ルートを行かないで

崖を登って最短でいく。"

 

天才ってこういうものなんだと

その実況が教えてくれる。

たったひとりで

周りの年齢やキャリアなんか気にもしない

あの感じ。

どんな脳の動き方をしているのだ。

観察出来てわくわくするのだ。

 

以前「将棋の神様にお願いするなら、何?」

と、質問されて

「せっかく神様がいるのなら、

1局お手合わせをお願いしたい」

と答えたくらいの人だ。

明らかに違う空気をまとっている

気がするのだ。

 

 

勝たせてくれと"すがる"のではなく

チャレンジしたくて堪らない、って

目線や考え方の突き抜け感が気持ちいい。

 

立会人よりも長く頭を下げて

一番最後にやっと頭を上げる

孤高の天才。

 

楽しそうな人を

見ているだけで

楽しい。