藤井聡太二冠。

 

 

9月20日のNHKスペシャル

藤井聡太二冠 新たな盤上の物語」。

 

タクシーの中で語られた言葉は

今後の自分の"生き方"に

使わせてもらおうと思った。

 

 

「人間というのはやっぱり

読むときに最初に感覚で

ほとんど手を切り捨てちゃうんですけど

今まで感覚だけで切り捨てていた手でも

実はいい手だったということもあるので

そういった手も拾っていけるように

したいなと思っています。

ほんとに自分の感覚というところを

変えていく必要があるかなとは

思っていますね。」

 

 

小さな聡太くんが

羽織袴で対局し、負けて

壇上で人目をはばからずに

大泣きしている姿があった。

 

勝負師だ。

負けず嫌いなのは当然だろう。

が、悔しいけど我慢したり

忘れたふりをしたり、

泣いても涙をふいた時にはその負けを

すっかり忘れて切り替える、ってやり方もある。

自分なんぞは、割とこっちのやり方で

「忘れて、はい次!」でずっときたタイプ。

 

藤井聡太二冠は、違うのだ。

心のマグマと対峙する。

見たくない負けに

反発するのではなく受け入れる。

で、自分を客観的に見て

負けを探り、次に繋げていたのだ。

 

"自分と向き合う"

 

この繰り返しが今の二冠。

 

どんなものでも栄養にしてやろう、って

貪欲さがあるから

AIとも共存するし、

コロナ禍も有効利用するし、

8七同飛成を封じ手にも出来る人。

普通の棋士なら0.1秒で切り捨てる手を。

 

自分の周りのものは、

どんなにダサかろうと

価値が無さそうにみえようと

切り捨てずに可能性を探る。

 

自分に新しい景色を

見せてやりたい、って目標があるからだ。

 

藤井聡太二冠の言葉や向き合い方は

偉人伝並みにあたしに刺さった。

 

周りにあるいろいろな符号。

わかったふりをしてスルーしたり

切り捨てている場合じゃないな。

 

そのおかげで詰み、って

なるかもしれないし。

 

あたしも、

新しい景色を自分に見せてやりたくなった。

 

 

 

 

#藤井聡太二冠

#NHKスペシャル

#再放送9月23日午前0時半