復習。

人間の視界はどこまでか。

今日はそんな、
限界への挑戦さながらな
映画館を体験した。

封切り当時受験生だった娘が
観てないから行きたい、と
ボヘミアンラプソディー』へ。

同じ映画を
同じ感じで観てもつまらないから、と
スクリーンXでたまたまやっている
ところを探し、取材。

いやしかし、270度のスクリーンの
存分さを実感したのは、
やっぱりライブエイドの時だ。

涙ぐんでいるおじちゃんや
大興奮で叫んでるお姉さんが
ノリノリでクイーンのライブを
観ている中に
ウェンブリーに
居るな、あたし…
って思ったよ。

で、初クイーンの彼女曰く

全く魅力を感じないどころか
だいぶ嫌なヤツじゃん、
フレディって。

と、きた。

徐々に良さがわかったものの
何故か、はなについたらしいのだ。


あー、そうか。

映画後半の興奮と感動で
あたしは漠然と「最高!」だの
「良かった!」「神!」なんて
どうでもいい感じにお茶を濁していた。

確かに、
残念なところもあったな、
人として。


でも、こうして伝説になる人は
ある一点だけ突出した魅力があり
パワーがある。

それで、いいのだ、
そうじゃなきゃ、こうはなれない
と、彼女の言葉で気づいた。

エイズとわかり
身も心もぼろぼろな時に
自分の役割をわかって
最高以上のパフォーマンス。
結果を出しきることが使命と
わかっているのだ。


いい人でいようとか
周りからどう思われているか
なんて、一切無関心なんだろう。
笑われようが
けなされようが
叩かれてようが
自分のやるべきベストを尽くす。

ただそれだけ。

きっと、それ以外
考えていないんじゃないか。





自分のベストを尽くす。

ただそれだけに
集中したくなった。


いつも、
必要な時に
必要な事に
気づかされる。