せっかくだからさ。

 

 

「ちょっとあれだけど、でも

どこか通じ合うものがあるかもよ」

 

娘にそう言われて観たのは

『フラワーショウ!』

今から4年前の夏に封切りになった映画だ。

金無し、コネ無し…のアイルランドの田舎娘

メアリー・レイノルズさんが、最高峰のイギリス

ガーデニングコンテスト

"チェルシー・フラワーショー"

で金メダルを取る実話。

 

金無し、コネ無し…って通じ合い過ぎ。

さすがは娘、わかってるな。

 

イデアがあり、やりたい気満々で

大志を抱くが、空回る。

だけど、そのやりたいことの

筋が通っていたならば、

欲で進めたものじゃなければ、

ちゃんとゴールに行き着くってことなのだ。

 

メアリーがスポンサーと巡りあえたように…。

 

 

映画を観終わって

配給元や俳優などの詳細を探していたら

タイミングが悪く

映画のカスタマーレビューに

目がいってしまった。

 

映画の出来が上から目線で

読んでいて最悪な気分になった。 

カスタマーさんのレビューだ、

勿論好きに書いていいのだし、

そう思われたのだし、

いろいろな人がいるからなぁ…と

自分に言い聞かせた。

気にしなければいいのだが

それにしても…だ。

せっかく見終わった自分のテンションが

一気にダウンしてしまった。

 

自分がその映画を観ることになったのは、

何かしらの縁があったからだと思う。

その映画の感想が☆ゼロだと思ったとしても

観るべき意味があったから

巡り合えたんじゃなかろうか。

なんだこれ?だけで一蹴するのは

ちょっともったいない気がするのだ。

観させられた意味や理由は何かを

考えた方が面白いのではないか、と

そこで勝手にあたしは思った。

だって、せっかく貴重な時間とお金を

費やしたのだ。

こやしにしたいと思うのは…勝手か。

 

 

でも、あたしは単純な脳みそで

よかった。

批評するほど映画に精通していなくて

よかった。

この映画には今もの凄く

背中を押して貰えたのだ。

 

恐れや不安を手放す。

自分の欲で行動しない。

 

自分の今進んでる方向の正誤は?って

答え合わせが出来る。

せっかくだから、メアリーの真似して

冷蔵庫にアレを貼ろう。

成功するための

キーワード満載の映画に出会えたよ、娘。

いいこと教わったよ。

 

どこを見ていればいいか、だな。

 

 

#フラワーショウ!