ここのところウチの朝食テーブルは
連日、北海道チーズフェスだ。
先日のイベントで試してみたいチーズを
いくつか仕入れ、その味比べをしながら
コーヒーと共にゆっくり頂く。空など見ながら。
自分、なかなかイケてるじゃん的な
一番好きな時間なのだ。
そのチーズの話もしたいのだけど
今日はこれ。一番の衝撃的一品。
チーズフェスでこのクラッカーって何よ、
とお思いかもしれないが、くらったのよ
クラッカーに。
チーズをいろいろ買い漁り
さてレジに並んで…の横で
「北海道で111年のクラッカー会社の」とか
「北海道小麦100%の」とか言って、
なんとも一生懸命な目で差し出された黄色い箱。
そんな目でそんなこと言われたら
買わずにはいられないじゃないか。
切々と、一人一人に訴えておられる
クラッカー会社の三代目さん。
北海道小麦100%って聞いたらムラムラと
味見がしたくなり、
「ひとつください」で、ウチのテーブルへ。
家族とチーズフェスを始めて
まず「何これ、美味い」と娘。
そうなのだ。
まさかのクラッカーに注目が集まるとは。
ひとくちサイズでいい塩加減…
からのほんのり甘い感じが妙に後を引く。
気づいたらチーズをノッケずに猛烈に
これだけで食べてしまう恐ろしさ。
このクラッカーがあっという間に無くなって、
翌日また渋谷ヒカリエのチーズフェスに
行ってしまったのだった。
北海道小麦100%と
111年の企業努力の賜。
衝撃的な一品と書いたけど"逸品"という
漢字が正解だったと気づいた。
自然の恵と人の愛にまたもや、やられた。
北海道、恐るべし。
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