柚木沙弥郎さん。

 

 

ぽっかぽかの昼下がり。

ずっと前から狙っていた展覧会へ。

 

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「生誕100年 柚木沙弥郎展」だ。

 

 

混んでいるとは聞いていたが、

やっぱりだ。

まさかの外並び待ち状態に

日を改めようかと怯んだが

お庭の紅白の梅の綻びや

木の枝っぷりを堪能したり、

 

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線彫地蔵菩薩?石碑に癒してもらえるという

贅沢な時間を頂きながらわくわくとその時を

今か今かと…。

 

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入った瞬間からもう堪らない。

柚木沙弥郎ワールドにやられ

あゝ、楽しくてしょうがない。

本物を目の当たりに出来たことが嬉しくて、

玄関で両手を突き上げたいくらい。

終始ニヤニヤしながら見学。

マスクをしていて良かったよ。

日本民藝館の建物自体も素敵なのだが、

それに合うなんてもんじゃない沙弥郎作品。

色味、デザイン…。

なんでこんなに愛おしいんだろ。

見ながら本当にニヤニヤが止まらないのだ。

 

可愛らしく陽気でシンプルで

不思議と落ち着くし、

愛着が湧いて(使ってもいないのに)

手に取りたくなるものばかり。

 

ビデオコーナーで柚木沙弥郎さんの

貴重なお話を何度も何度も繰り返し聞く。

やはりそうだよなぁ…と頷き

答え合わせが出来たひと時だ。

(下記は図録の154頁より引用させて頂く。

図録には貴重な講演がまるまる載っていて、

買って良かったぁと実感。途中から引用失礼)

 

  「今」の連続でやっていくつもり

  その情熱がなくなったら「はいそれまでよ」

  ということになるわけ(笑)。

  おもしろいね。

  ワクワクしなきゃ作れないんですよ。

  おもしろくなかったら、こういうものは

  出来ないのね。

  だからどうやってワクワクするかと

  いうことを、自分をおだてるか、あるいは

  演出するかね、こういう帽子(白いストロー

  ハットを指さされて)を被ってみるとかね。

  そういうことでもって持って行くんですよ。

  あやしていくというか、そのバランスの

  取り方…。

 

100才の陽気な可愛らしいおじいちゃんが

わくわくしながら今なお現役っていいなぁ。

キャラクターそのままの素敵なデザインの数々。

 

この空間に居られた自分、

幸せ過ぎだよなぁ。

 

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帰宅して、念願の図録を

繰り返し読む。

 

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日常をもっともっと楽しもっと。

 

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まずはおやつから…と

スカしてみた。

 

 

 

#柚木沙弥郎

#大好き

#日本民藝館