風景が見える気がするチーズの話。

 

 

昨日から宮古島のチーズ三昧。

このおかげで食欲が出始め

徐々に日常が戻ってきた。

 

今日はこれ。

 

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「畑ぬ月」というカマンベール。

Pari  nu  Tukiと読み、

宮古島の方言で畑を"パリ"と呼ぶのだと知る。

"サトウキビ畑から見上げる月をイメージした

白カビタイプのチーズ"という栞の言葉に

思わず唸った。

 

シンプルな生乳と塩。

このふたつから宮古島を見せてくれようとされる

チーズ職人、冨田さんのアイデアが凄すぎる。

 

カマンベールを口に含んで転がしてみる。

シャラシャラとサトウキビの葉音が

聞こえたかと思ったらふと向こうに

煌々とした月の輝きが見えてくるようで。

スッキリしつつも生乳の優しい味が

サトウキビ畑と月の

穏やかな夜のイメージに繋がる。

納得した。

 

白い光を放つ月…

そんな風景を見せてくれる

白くて美しいチーズに出会えるとは。

 

天地の恵と人の精進。

有難きかなチーズの話。

 

 

 

#宮古島チーズ工房