シャワーの伝言。

 

 

シャワーを頭頂部にガンガンあてながら 

身体をゴシゴシやっていた時のことだ。

 

"遊びをせんとや 生まれけむ"

 

シャワーの向こうから確かにそう聞こえた。

 

思えばこの『梁塵秘抄』の一節は

大概自分がブレそうになった時に

思い出すフレーズで…。

 

そう言えば白老に来て、後先考えずに

住まわせてもらい、働かせてもらい、

仲間に入れてもらったことに対して、

ふと(良かったのか)と悶々としていた。

やりたくて手を上げたイベントの件で

いろいろが見えてきてしまって

ブレ始めた矢先のシャワーの伝言で。

 

白拍子の謡とは

重みが全然違うけど、この伝言で

あたしなりにブレ修正が叶ったのだ。

 

そう言えばそうだ。

楽しむために生まれてきたはずだ。

誰もが困難と思える案件でも、

十中八九成功しないだろうと思われようとも

やってみなければわからない。

出来るならどんな風に出来るか。

出来ないならどんな感じで玉砕するか。

その状況を追ってみたくなった。

 

もしかしたらもしかするかも。

どこを基準にするか、だな。

 

あたしは何をするために生まれてきたのだ?

 

自分で自分に問いかけながら

前に進めば良いだけだ。

 

 

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