墓碑銘すらカッコいいじゃん。

 

 

2月2日のNHKBS、

「ツーショット最高のふたり

山中伸弥×平尾誠二」。

今この時期に、

再放送に出会えたのは幸運だった。

 

昔からラグビーが好きだったおかげで

"平尾誠二"という人に釘付けだった。

カッコいいラガーマンというより、

カッコいい生き方のお手本だった。

追いかけて、

試合も録画して、

国立競技場の上の方で

ワクワクさせて貰った。

 

2015年の11月、

生の平尾さんを見て、

生の言葉を聞いた時、

何となく

もう会えないかもしれない、と予感。

だからその姿を

必死で記憶に留めておこうと

全集中したのを思い出した。

 

明らかに痩せていたあの時でさえも、

ワクワクさせることを仰るし面白かった。

いつだって平尾誠二という人は

隙がないくらいカッコいいのだ。

 

一昨日のテレビを見ながら

この本での、山中伸弥さんとの

対談時のコメントを思い出し

再読した。

 

 

"「しゃあない、こんなこともある。

でも、なんとかなるわ」という気持ちで

理不尽に臨んでいける奴、

そのなかで生きていける奴でないと、

何をするにも絶対無理ですわ。"

 

f:id:tamasapuri:20210204201937j:image

 

この本の195ページ。

その言葉を体現するかたちで、

最後まで諦めることなく生き切られたのだ。

 

「そういう人生の流れみたいなものって、

予期せぬところで変わるんですね。」P.147

 

とおっしゃっていた平尾さん。

予期せぬ人生の変化の、

最たる理不尽に直面しながらも

それでもブレずに

面白がる生き方をされた平尾さん。

 

 

理不尽だらけの今

「自由自在」という

平尾さんの墓碑銘から

まだまだやれる事は有るぞ、って

教わった気がした。

再放送に遭遇出来たあたしは

本当についてる。

これからのアドバイスを頂戴できたから。

 

しゃあない、って

まずは全部受け止める。

で、自由自在に面白がって生きる。

諦めずにそうすることが、

お礼になる気がしたのだ。