突然聴こえてきた歌。

 

 

"昨日は昨日

 明日は明日

 再び戻る今日はない"

 

起きたら頭の中に流れていた歌。

聴いたことはあるフレーズ。

でも、誰の何て歌だっけと

すぐさまこの単語をスマホにいれたら、

 

さだまさしさんの「まほろば」

 

と、出てきた。

 

うわっ、懐かしい。

あたしが中学の時、

さだまさしさん推しの友人しんちゃんに

カセットテープをダビングしてもらい、

中でも好きだった曲じゃないか。

 

しんちゃんとは同じ高校に行くことを夢見、

歌詞に出てくる

「あおによし」は「なら」の枕詞だね、

まほろば」のおかげで点数取れるね、

などと曲を聴きながら

「受験にお勧め、さだまさし」とか

「古文に最適さだまさし」って2人で

頑張りつつ楽しんだことを思い出した。

しんちゃん、元気かなぁ。

懐かしいなぁ。

 

今久しぶりに聴いた「まほろば」は

改めていい曲だった。

あの頃も曲の迫力は薄々感じてはいたが、

薄々だけに、薄い理解。

ここまで沁みるにはやはり

それなりの時間が自分には必要だったのだ。

 

言葉の美しさもさることながら

歌の裏側にやっと触れられた気がした。

 

"川のながれは よどむことなく

うたかたの時 おしながしてゆく

昨日は昨日 明日は明日

再び戻る今日は ない"

 

 

人にしろ、

時間にしろ、

自然にしろ、

人生にしろ、

自分の思い通りにしようなんて

傲慢で、思い上がりだった訳だ。

夢を見て憧れて努力して、

あとは

野となれ山となれ。

周りを眺めて楽しんだろ。

このまほろばは今なんだ。

さだまさしさんに感謝だ。

しんちゃんにもお礼したい。

 

うたかたとは水面の泡。

まほろば、とは理想郷。

 

まほろばを目指しつつ叶わない

単なる男女の道行の歌かと思っていたけど、

今の自分には、そうは聴こえてこないのだ。

 

自分の叶えたい夢もあれど、

足元の必要最低限の生活も。

今ここにいるのは、水面の、

いつ消えるかわからない泡

みたいな自分だけど、

いろんな流れのおかげで

今ここにぷかぷか浮いていられるんだ。

 

理想郷じゃないか、ここ。

でも目指したい場所もある。

それでいいんじゃない。

 

昔は切ない歌に聴こえたが、

いやむしろ

きっぱりと生きるぞ、って

自分にケジメがつけられた。

 

風に揺れまくる木々が教えてくれてた

無駄に抗わずにしなやかに生きること。

 

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いい目覚めだなぁ。

いい曲再発見した。

 

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まほろば、とは

自分だ。

あたしの中にあるんだ。