何も恥ずかしくない。

 

 

「気持ちは変わらず

何なら深まる一方で。

僕と結婚して欲しいです。

今後の人生、お隣よろしいですか?」

 

落語家の立川談洲さんの

お笑いコンビの相席スタート

山﨑ケイさんへの公開プロポーズ。

なんかもう、素敵過ぎて、

感動とかじゃないな、圧倒された。

危うく泣きそうになってしまった。

 

立川談洲さんの高座はまだ一度も

ご縁がない。

だけど、

こんなに真っ直ぐで一途な人が

どんな落語をされるのか、

もの凄く興味がわいてきた。

 

だって、10年間思い続け

好きだと言い続けながらも

その都度断られた後輩である談洲さん。

あたしなら傷つきたくないから

さっさと諦めてる。

振られた、格好の悪い自分をみたくないし

ダサい姿を晒したくないから、

無かったことにまでするかもしれない。

 

だけど談洲さんは違ったのだ。

やっぱり、

自分の本気の気持ちに気づいちゃったら

当たって砕けろ精神で…って、

その一途さを恥ずかしげもなく

過去の傷をYouTubeで堂々と

見せてくれたのだ。

 

この次はないかもしれない。

結婚したいという意志を伝えるなら

今日なのかもしれない、って

毎回が真剣勝負だったと。

そしてその都度気持ちを立て直して

出直して…の繰り返し。

 

「結婚を前提に付き合ってください」

「これからモテ期がくるかもだからごめんね」

 

諦めきれなかったと

いうことだけに尽きる、って笑う

めちゃくちゃかっこいい生き方じゃないか。

 

 

限りなくゼロだけど、ゼロじゃないかも。

カッコ悪くても、再度もトライする

泥臭さをみていて、ふと気付いた。

立川談洲さんがYouTubeで晒した傷。

ちっともカッコ悪くなかったのだ。

傷だらけになることがカッコ悪いのではなく

トライしない方がよっぽどダサいのだと。

 

そして、

「好きだから恥ずかしくない」って言える

ケイさんへの思いがストレート過ぎて

神々しくも思えた。

 

ここまで真っ直ぐな人を

見たことがなかった。

 

そうか。

恥ずかしいって考える次元が

おかしいのかもしれない。

 

「好きなのは本人にも言ってるし

何も恥ずかしくないですね。

全然、恥ずかしくない」って、

感動ものだ。

尊敬ものだ。

 

「好き」

をこんなにストレートに表現出来ることって

かっこいいんだ。

愛って周りへの波及効果が半端ないな。

なんかすぐに目が覚めた。

 

限りなくゼロかもしれないけど

完全にゼロじゃないなら

諦めてる場合じゃないのだ。

 

立川談洲さんに

背中を押された。

もの凄いものを

お裾分けしてもらえた気がしたんだ。

 

って書いてきて

もうひとつ気づいた。

 

立川談洲さんは落語家だからだ。

ダサさ上等の落語のネタの世界。

ダサい裏にはとことん愛があるから。

それだ。

落語のカッコよさまで見せつけて。

まだ二つ目とは言え、

根っからの落語家気質なんだ。

んじゃ、めちゃくちゃ楽しみじゃないか。

え?この談洲さんとケイさんのネタ、

新作落語だったりして。

 

 

 

#立川談洲

#山﨑ケイ