味。

昨日のシブラクで。

出囃子に"てぃんさぐぬ花"が
突然かかった。
沖縄のあの名曲は普通
三線の音色でマッチする、と
思っていたが。
出囃子は三味線。
だけどこれがまたいい。

で、出てきたのが
立川笑二さん。

"崇徳院"のクマさん役が、
ぎこちなくていい感じだった。

若旦那の初恋相手を探すのに
全く要領を得ない探し方をして
もたつくところとか
わざとらしさがないのだ。
自然にダメ人間っぷりが
伝わってくるのだ。

いるよな、こんな人。

って思わせる。

とことん
無骨ながらも、
でも、頼りたくなる
クマさんだった。


乗り移るってよく言うけれど
その人となりが
やっぱり出るんだなぁ。

立川笑二って落語家。

無骨でいいんだ。
大事なのは、好きってことだよ。

彼をみていたら
そう生きていて
いいんだな、って思わせてくれた。


また聞きたいなぁ。