いつぶりか、わかんないぶり。

 

 

今日は渋谷にて、久々の寄席。

待ってましたの、

「ソーゾーシーTOUR 2020東京公演」。

 

f:id:tamasapuri:20200930220437j:image

 

春風亭昇々さん

瀧川鯉八さん

立川吉笑さんの落語に、

玉川太福さんと、

曲師(三味線)玉川みね子師匠との浪曲

四席盛りだくさんのチケットは

なんと2分で完売だったらしい。

 

皆さんすべて

自らでネタを作り

今回初めてやるという

ネタおろしユニットが

"ソーゾーシー"である。

当然のごとく

今まで一度もお目にかかったことがない

全く新しいネタばかり。

 

その何とも言えない緊張感と

久しぶり感と、

いろいろ混ざって嬉しくて

目頭が熱くなったんだ。

落語なのにさ。

 

一個跳びの客席に

全員マスク着用で。

高座からは

客の笑顔なんかわからないだろうし、

入りも半分で寂しかろうに…

などといった不安はあっという間に

ぶっ飛んだ。

 

 

客席の拍手やら

笑い声やらが

なんかもうあったかくて…

演者じゃないけど、

ここに居られる事に

感謝だったのだ。

 

 

f:id:tamasapuri:20200930221853j:image

 

フィナーレのこの笑顔。

もう本当に、いつぶりだろう。

 

時節柄のネタやマクラ。

笑いの中にも

ジーンとくるのは、

皆がこの数ヶ月を

それぞれの思いで乗り越えて

ここにこうして縁あって

一緒にいられるからかもしれない。

そして四席のネタが教えてくれるのは、

いろんな人が

いろんな感情で生きている

人間の面白さだ。

四苦八苦が滑稽で

みんな違う真剣さの妙。

でも、

そのまんまで生きてていいんだ、と

知らないうちに思わせてくれるのだ。

 

 

いい夜だったなぁ、と

帰途夜空を見上げると

ほぼまん丸な朧月…?

いや「朧月」の季語って春だっけ。

気づけばもう秋。

明日は中秋の名月か。

 

道理で…。

 

 

#ソーゾーシー

#東京公演

#立川吉笑

#春風亭昇々

#玉川太福

#玉川みね子

#瀧川鯉八