そういう時なのだ。

 

タイトルは忘れたが

昔観た映画のような現況に

ビックリな日々。

"この物語はノンフィクションです"って

よくエンドロールに出ていた文言が

このパンデミック報道には見当たらない。

っていうことは、どうやらこれは

本当に、現実に起こっていることなのだな。

 

夢じゃないことは

しかと受け止めて、

"不要不急"とか最近よく聞く

四字熟語を厳格に守る毎日だ。

罹患は是非とも避けたいから。

 

確かに不安や心配はあるけれど

こんな珍しく不思議な暮らしを

無駄にしたくない、とか

有効に活用してやる、と

わくわくしている自分もいる。

不謹慎に思われるかもしれないが。

 

例えばこの時期は、

年頃の子供達がいる今

ここまでべったり、じっくりと

共に過ごせるラストチャンスかもしれない、と

感じたりするのだ。

それぞれ大学生や社会人として

今後親元を離れて

一人暮らしや独立をする際に、

暮らしのモチベーションを親が子に披露する

ラスト子育てと捉えている。

やりくり上手なあたしや、

あんな姿やこんなダメさや、

とにかくいろいろを

じっくり見ておけよ、と。

だからより一層楽しんで子供達と

料理をしたり、

今までやったことがないような

お菓子作りなんかをしたりして。

背中を見せられる有効な日々なのだ。

 

あるいは、

自分の次のステップのための

大切な熟考期間かもしれないとも思う。

退職して第二の人生…なんかじゃない。

これからがはじまりなのだから。

やっと自分を生きられるという

満を持すタイミング熟成期間。

 

更にこうも言える。

今現在、こんな風に健康体で

生きられるだけで

自分頑張っているなと認めてやれよ、と

言われているのかもしれないのだ。

 

いつまで続くのかという不安も

無くはないけれど、

暮らし方を考え直すチャンスとしか

思えないのだ。

 

この境遇に生かされて

意味がない訳、ないもんね。

そう思わないと勿体ないから。