紅色に誘われて。

 

 

今朝から絶好の雨降り日和で。

低気圧頭痛には閉口するのだが、

おかげで惰性の家事は放棄した。

 

美味しい紅玉が目の前にあったら

もはや迷っている場合じゃないし。

しかも、冷凍庫にはパイシートの

在庫がある行き届きっぷりに自惚。

こんなチャンスはまたとない…で

鎮痛剤を口へ放りこみ、気合いで

リンゴ3個を切り分けて鍋に入れ、

バターとレモン汁ときび砂糖とで

なるべくかき混ぜないでじっくり、

リンゴの形を崩さないように煮る。

 

パイ生地を編むでもなければ

照りの卵黄も塗り忘れる始末。

なんて雑なアップルパイだろ。

 

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中身はきっちりリンゴだけの

なんとさっぱりした味なのだ。

 

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ここのパイ生地とリンゴのジュワーの

コンジャンクションが堪んないんだな。

 

濃いめの珈琲を入れたらほら、空が…

 

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明るくなって、

 

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頭痛も止むし、

雨もやんだよ。

 

紅玉リンゴの紅色。

誘われて正解な日。