何を興奮していたんだか、
昨夜は全然寝つけなくて
しかも今朝は今朝で
膀胱から早々に目覚めろの合図。
今日はなんとも寝不足感満載で
一日をスタートさせてしまった。
とにかく"眠い"が先にたち、
ああしてこうしての今日の段取りとか
一日を有効にするための作戦や、
どうすべきかの思考力ゼロ状態。
脳みそにお伺いをたてても、
「あたし眠いので」しか
言ってこないし。
けれども欲の信号だけは
ストレートにキャッチ出来て…
炊きたてつやつやのごはんが食べたい。
焼鮭と卵焼きと納豆と味噌汁も一緒に。
胃が希望するものをせっせと作り
ハフハフ湯気を出しながら食べる。
そんな自分の、
白米を頬張りながらの
口から漏れる湯気を見ながら
なんだか嬉しくなる単純さ。
そして食器を片付けながら
茶碗の漂白と気づいた所の掃除に励む。
そんなこんなで
今日は大それたことをしておらず、
ただ胃や目が喜ぶことをやっただけ。
なのに何だか妙に気持ち良く、
めちゃくちゃスッキリと
満足している自分がいるのだ。
"自分の声を聞く"って
こういうことなのかも。
じっくりと思考して
やるべきことを抽出し、効率を考え、
綿密にスケジュールだてて行動しないと
幸せにはなれないと思っていた。
"行き当たりばったりではゴールにたどり着けない"
って、ずっとそう信じて生きてきたのだが、
自分の身体の感覚で動いた方が
簡単に幸福スイッチが入るとは。
こりゃ実感しちゃったな、と
ニヤニヤしながら気がついた。
感覚を信じる生き方って、
こんなにも爽快で簡単だったのか。
あ、そうか。
一粒万倍日だったんだ、今日。
ちょっとのハッピーが
万倍の満足に繋がった。
身体の声を聞くのって
こんな感じでいいのかも。
あたしは今、何を感じてる？
