これのことか。

 

サラリーマン時代。

夜中にふと目が覚めて

仕事の行き詰まりを

悶々とすることがあった。

一度目が覚めてしまうと

なかなか眠れない辛さ。

 

あの件どうしよう…

納期、大丈夫なのか…

あんなこと言わなきゃ良かったな…

 

かなり精神的にヤバかった。

ギリギリだったんだ、あたし。

 

だがもうこれからは

そんな精神不健康とはオサラバだ!と

寝たのに…

 

案の定真夜中、

目が覚めてしまった。

嫌な習慣が身についたか。

四半世紀近く同じことしていたら

そうなって当然か。

 

だがその目覚めは

今までとは全く違った感じがした。

"そういうことか"と

府に落ちた系。

 

夜中に充電中のスマホに手を伸ばし

その時頭に浮かんだことが

これ。

 

"少しのわだかまり

迷いもなく

心から人に「ありがとう」を言えるのが

あたしにとっての幸せなのだ。"

 

 

確かにそうだ。

退職した昨日の喜びが

頭に、

心にこびりついて

離れなかったとみえる。

みんなからのありがとうが

あたしのありがとうが

なんか化学反応で

訳の分からない気が充満したのだ。

めちゃくちゃ軽くてスッキリした

青空のような。

 

心からの感謝を

どれだけたくさん

これから言えるか。

何の下心もない

ストレートなありがとうを。

 

今までのおかげで

先が見えた。

悪くないじゃん、あたしの過去。

おかげで目標は定った。

 

こんな目覚めなら

許せる許せる…