悪かったよ、詫びするよ。

 

釈台に頭をガンガン

打ちながら

詫びをする丑五郎。

 

神田松之丞さんの

赤穂義士銘々伝

"神崎の詫び証文"。

毎回この段がくると

呼吸をするのすら忘れて

丑五郎の告白を聞いてしまうのだ。

 

 

取り返しのつかないことをしたと

何度も何度も

「悪かった悪かった…」って。

泣きながら自分の後悔を切々と吐露する

丑五郎に、

いっつももっていかれるのだ。

 

 

酒癖が悪くて

ずうずうしくて、

周りを閉口させつつ

でも素直で、不器用で。

あの詫びっぷりでわかり過ぎるくらい

わかるよ。

 

そんな

真っ直ぐな丑五郎が

好きだなぁ。

 

ところで、この御物語の

"読み終わり"で

松之丞さんの額に注目してしまうのは

あたしだけじゃないかと…

赤く腫れてやしないか

心配になる音だからさ。

 

 

#神田松之丞

#神崎の詫び証文

#丑五郎