面白過ぎる。

春が来たんだな。

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自然の移り変わりが
わりかし好きだ。
季節が気持ちを変えてくれる
気がして。


木蓮が咲いて、散って。
その頃あたしは
こんなだったな。

桜が咲く頃には
これが実現するといいな、とか。

案外指針にしていることに
気づく。



近所の桜はほぼ満開。

木蓮の時に決めた目標は
達成していないけどね。

だけど、その都度呼ばれたものに
生かされている。

『この世界は
思ってたほど
うまくいかないみたいだ』
新井見枝香さんの本に出会えて
思いっきり活かされた。

痛快。
気持ちがいいほど
負のエネルギーが
無駄じゃないと思えてくる。

"過ぎる"ぐらいの負。
これが新井さんにもあったから
こんなに面白い本をかけたのだ。

"正気、つまり
負の状態が私に文章を
書かせるのなら、
負はお金に換えることが
できるのかもしれない。"


金に換えるだな。

人は自分の得意なものや
長所をなんとかして
金に換えようとする。
だから、長所がないだの
見つからないだの、と
右往左往したり
なんか焦ってみたり
落ち込んだりするのだ。
あれ、あたしだけか。

負が金になるなんて
リサイクルみたいだ。
自分がゴミだと
切り捨てていたものが
誰かの為になるなんて。

実際には、わかりやすい
両替なんてないからさ
金を別の文字に変換すれば
良い訳で。


振り返って自分は、
他人の愚痴や毒を
頂戴することはあまり
好きではない。
負の波動があたしの中で
栄養になってくれそうな
気がしないからね。


けれど、新井さんの毒は
ご本人の中で、
ぐるぐるとかんまして
いろいろなものに変換して
もっと美味しく
栄養にして出してくれる気がする。

毒や負をちゃんと
料理出来ていてさ…。

ほんと、この世界は
思っていたほど
うまくはいかないみたいだ。
新井さんの本のタイトル
そのまんまだ。

新井さんの
ご機嫌斜めな状況や
うまくいかない現実が
こんなにも面白くて
気分爽快にさせてもらえるのは
やっぱり処理の仕方なんだな。


おかげ様で
あたしの気持ち、
満開になってる。