深淵を覗くとき

今日は"銀幕の松之丞"という
ラジオイベントに。

内容満載過ぎて
改めて講談界、落語界、
活動弁士界の奥深さに震えた。

今回の放送禁止演芸会から
深淵をチラ見出来た気がした。

更に。
深淵には
未知なる世界や生物が
うようよだった。

やっぱり、自分で動いて
覗かないとダメだな。
知らないで死ぬのは
勿体ない。

立川談笑師匠も
あたしにとっては貴重な
発見。

入りのトーク
神田松之丞 VS 立川談笑

真打ち昇進を控える松之丞さんが
弟子の扱いに長けた談笑師匠に
学ぶという体。
その時、

"向いてない人に(辞めてもらう為に)
掛けてあげる言葉"

ってところに談笑さんの情の深さを
感じたね。

「この門を叩いたことを 誇れ」
と送り出してやると
おっしゃった。

辞めさせられるという事は
結果として
本人の望まない状況だが、
それは無駄じゃなかった事。
むしろ誇らしく思っていいのだ、と。
人の経験しないことを
自分はやったんだ、
一歩踏み込んだ自分を
褒めてやれ、とはなむけるって。


なんか喉の奥が
グッとなったよ。

有り難い言葉じゃないか。

道を外した、というか
目指した目標を
クリア出来ない自分を
恥じ無くていいのだな、ってね。

その後『シャブ浜』で
あんなに上手いシャブ注射の秘技を
魅せてくれる人の言葉とは。

演芸界。
恐るべしだ。

いやしかし深淵って。