ビリビリと…。

 

 

よくもまぁ今まで床が抜けなかったな、と

断捨離最終コーナー界隈で思う今日この頃。

 

食器や雑貨集めが好きで買ったり貰ったり。

気になった本や雑誌も、買ったり積んだり。

その堆積した重量感あるいろいろを

最近ある程度はメルカリで処理出来たのだが、

ゴールはまだまだ。

 

今日はさらに片付けを進め、

クローゼットの奥深くまで

入り込んで発掘していたら

過去の手紙や写真などなど

懐かしいモノがわんさか出土。

 

因みに今回の断捨離は"手放す"がテーマ。

なんなら自分がこのまま居なくなっても

家族には迷惑をかけないように

自分のものはとことん処分しておきたい。

「この残留物どうする?」なんてあたしの

残りモノを指差して家族が膝を付け合わせて

あーだこーだ…みたいな無駄な時間や面倒を

かけたくないから基本"全て即手放す"と決めた。

 

だけど、本日出土した手紙や封筒の

差出人の懐かしい名前を見ると

やっぱり再読しちゃうのだった。

 

あの人とこんなやり取りしていたのか。

元気かなぁ、今何してるかなぁ。

 

当たり前だが当時はメールだ、LINEだ…

なんてものはない。

気持ちのやり取りは紙とペンと

封筒に切手の時代だ。

この手紙は、数枚の文章を書いた後

もう一枚白紙便箋が重ねられて

送ってくれているものばかり。

榛原の和紙や、鳩居堂など

名店のロゴもあったりして、

どれだけの時間とお金がかかっているのか。

心のこもり方が半端ない感じがした。

 

育児の悩み、家族の愚痴、

再出発報告、身体の心配などなど

内容や送付する人に見合う便箋を用意し

文章を練る。

途中漢字を間違えてしまったら

ぐるぐるっとペンでハート形に塗り潰し

その横に小さく「ごめんね」とか書いてある。

 

なんだろ、これ。

しみじみしたなんてもんじゃない。

 

本当に断捨離は大変だ。

いつ終わるのか途方に暮れるし

身も心もへとへとにもなるのだが

そんな時こそあえて断捨離。お勧めだ。

縁あった人や過去からこんなに時を経て

パワーを貰えるのだから。

 

再読して、感謝して

ビリビリ破きながら

心がじわじわ…有り難い。

 

断捨離って捨てたもんじゃない!って話。

捨てるけど。

 

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#断捨離