一番の難所がありましてね。
我が家の戸棚の話ですが。
文房具から写真から
学校の手紙から
なんでもかんでも
"とりあえず"
突っ込んで
扉を閉めていたものだから
そりゃあもう、な難所でね。
あたしの断捨離週間で
ここを避けては通れまい、
見て見ぬ振りは出来まいと
意を決して全部出し
いる、いらないをチェックして、
必要なものだけ入れ直しをした。
まる一日、
いろいろな音楽に助けられながら
やり切ったのだ。
不思議なことに途中、
こんな新聞の切り抜きが出てきてね。
"久高島"の記事なのだ。
難所をなかなか抜けられず
気持ちや気合いが
グラグラで、
もろくて、
砕けそうになった時にふと
ふわりと出てきた新聞だ。
タイトルは
"日常の合間に宿る神"とある。
こういうことを
言うのだろう。
すっきりしたのは
単に断捨離をしたからだけじゃ
ない気がするのだ。