科博のくじらが気持ち良さげだ。
今日誕生日の自分もこんな感じで
悠々と上機嫌なのは…
子供達から何が欲しいが聞かれたが、
誕生日プレゼントはいらないから
上野の国立科学博物館の
「日本の哺乳類学の軌跡」展示へと
連れて行ってもらった。
元々科博の地球館3階にある
ここ↓が、ゾッコンのエリアで。
科博の原点である標本。
科博の底力に魅せられ、
その歴史に触れられた大満足の一日だった。
日本固有の哺乳類をシーボルトが見出し、
世界に発表して200年。
日本で哺乳類学の学会が発足して100年。
何やら今年はどうも記念の年らしかった訳。
その"哺乳類"を知るために、
学びを繋げていくために残す標本が
これまた圧巻で。
ミイラ、剥製、研究標本などなど
作ってくれていなければ
残っていないあれこれが
バラエティありすぎて面白い。
剥いでなめして…って狂気めいた人間の好奇心。
これをどんな気持ちで作っていたのか
想像するだけで楽しいのだ。
また、2019年9月14日から19日と、
途中コロナで中断しながらも
2023年2月27日から3月7日の
最近まで発掘調査されていたホカホカな
報告会"エジプトのサッカラ遺跡の
未盗掘カタコンベの人骨とミイラ"の
生々しいお話も聞けるイベントにも参加出来た
幸運。
初回からずっと発掘研究されている
坂上和弘先生の講義の面白いのなんのって。
ローマ期の"未盗掘"のカタコンベは
どんな匂いがしたのか?と聞いたらば
病気の老人が寝ていた布団のような
すえた匂い(ミイラの匂いも同様らしい)と
生々しい回答をしてくださる。
わかりやすくて嬉しすぎる。
楽しいなぁ…哺乳類。
だけどもやっぱり、
誕生会をしてくれる我が家の哺乳類達の
ありがたさたるや。
下宿先から帰って来てくれたり
スケジュールを空けてくれていたり、
仕事からも早々に戻ってきてくれて
全員が一堂に会する。
一緒に料理をしたり食事をしながら
ああでもない、こうでもないと
心配してくれたり面白がってくれたり。
わあわあ話しをしながらのひととき。
不思議な縁で今ここにいる家族に感謝。
一緒に生きてくれてありがとうなのだ。
大好きな哺乳類。
あゝなんて素晴らしきかな哺乳類!
#誕生日