札幌駅バスターミナル発9時55分。
途中比布でトイレ休憩が10分有り、
紋別のバスターミナルに到着したのは
14時45分。
5時間もの、席間隔が狭い長旅を
そこまで辛く感じなかったのは
雪に埋もれた真っ白な町を車窓から
いくつもいくつも見送ったり、
フロントガラスに突進してくる
雪の玉に圧倒されたりしていたから。
しかも、
この時期しか見られない流氷に
間もなく出会える期待マックス。
ヘトヘトよりわくわくが勝った。
緑色の海に水色の流氷。
野生の生きものが確かに
そこにいたとわかる
血痕付きの氷まであり…
このオホーツク海を見ながら
死ぬまでにやりたいことリストの
ひとつにチェックが入れられたことに、
なんとも言えない満足感でいっぱいだった。
思えば仕事と育児と家事に追われて
心からやりたいことすらわからないまま
一生が終わるのだろうか…と
不安しかなかったあの頃の自分に
言ってやりたい。
自分の生き方を自分で変えて
やりたいことがとことんやれる
贅沢な時間がその先にあるよってね。
5時間かけたおかげかもなぁ。
過去からの自分を全肯定出来て
何かが切り替わる感じがした。
生きてて良かった。
風ってこんなに
気持ち良かったっけ。
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#流氷
#やりたいことリスト