こんなにまでやりたい放題
されちゃうとはビックリだ。
ここまでくると笑うしかない。
…のは、今日の天気。
曇りがちながら
鋭い陽光が気持ちの良い朝。
からの、これ。
快晴で爽快。
光芒くっきりな空。
だったら干すよね、布団。
ここんところ、雨がちだったし
干したい欲がピークに達していたのだ。
当然、ベランダの
手すりという手すりに干しまくる。
すると、程なくして
前振りゼロからの
バケツで水をぶっかけられたような
スコールもどきが、あたしの動作を
めちゃくちゃ俊敏にさせたのだった。
わっ？！
咄嗟にバンバン部屋に放り込む。
大汗をかきながらも
やりきった。
何分で全部放り込むことが出来たか
測っておけば良かったくらいの
好成績を叩き出したはずなのだ。
残念ながらいくつかは
雫の跡がついてしまった。
こんなに突然過ぎる暴挙だ。
多少の犠牲者は仕方がないよな。
部屋に広げて次干せる時を待つ。
その間、あたしがやったのは
今更ながらのアプリ採取である。
"雨雲レーダー"。
何分後に雨が降る、って
やっぱりわかっていれば
午前中からこんなに大汗をかくことも
避けられたはずなのだ。
全ては自分の準備不足に尽きる。
以前からアプリを入れようかどうしようか
もたもたしていた自己責任だ。
で、いれてみたら…
何分後に雨が降る…が誤差5分くらいで
当たっているから驚いた。
(この子は多少、おっとり気味の性格なんだな)
アプリの性格を速攻掴んだところで
その後は一切、布団にそそうをされることは
なかったのである。
雨予想が当たって、
事前に布団を片付けられた時の
気分の良さっちゃない。
なんかもう「勝った！」なのだ。
今日一日
もてあそばれて、本当に良かった。
新たなる出会いが
叶ったのだから…
