足るをホントに知る。

 

 

"もっともっと"タイプ。

昔っから体に刷り込まれていた気がする。

 

例えば、

目標のタイムに届かない自分は

努力が足りないからだ、と

徹底的にダメ出し。

今のそのタイムの自分は一切認めず

足りないところにばかり注目して

力が及ばない自分は情け無い…と

勝手にストレスを溜めていた。

 

 

自分の"今"を認めずに、

その現況すら俯瞰せず、

正視することなく

生きてきた。

 

 

だけど今日。

ふと…

 

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今朝も相変わらず寒くて

ぶ厚い雲に覆われて

スッキリしない空だった。

 

だけど午後から、一変。

 

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風が吹いて

雲が流れる。

ふとそこに、

悠々と翔ぶカラスが一羽。

 

風の流れに任せ

無理をしないで

うまい具合に翔んでいた。

 

風がキツければ

低く翔べばいいし

なんなら電柱に停まるなり

軒下で休めばいい。

無理せず悠々、

自分の好きにいけばいいじゃん。

 

「今を見るんだよ、今の自分。

翔べてるよ。わかってる?」

 

そう念押しをするように

彼は何度もあたしの前を旋回して

遠くの空に消えていった。

 

今、ここに

こうして生きている。

そんな自分をちゃんと認める。

支えてくれる家族にだって感謝だ。

 

 

翔び方?

そんなのどうだっていいや。

好きに翔ぶんだ。

あたしの好きに。

 

 

気づいたら、足りてた。

あらゆるものが充分に。