この木の穴。
洞穴が、凄い。
北大総合博物館の前に聳え立つ
木の根元だ。
それは３階建の建物を
優に超える大きさの木。
このサイズだもん、
幹の中央部はだって
抱えきれないくらいの太さで。
だけど、根元はすっからかん。
小さい子なら、入れるな。
木に詳しくはないけれど、
この状態でたっていられるって
どれだけ根が張っているんだろ。
地面に隠されているところで
どれだけ踏ん張っているのだろ。
人に見せないところの努力か。
すっからかん、と見せかけて実は…だな。
飄々として、なんて
カッコいい生き方なんだ。
目の前にあるものは
こんなに何かをいろいろと
伝えてくれていたのだと、
あたしはここにきて
初めてわかった。
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