白老のステイ先、hakuのコモンスペース。
そこで見かけた『カムイの大地』の写真集。
ページをめくるごとに釘づけになった。
山本純一さんの写真展『カムイの大地』が
北大の博物館で開催されていると情報を得、
白老に戻る日を一日ずらしてお邪魔をした。
北海道の圧倒的さ。
"本来"の凄み。
そのままの色や形。
山本さんが感動された感覚が
あたしの心に、神経に、
じかに伝わってきたような気がして
写真を見ながら嗚咽しそうにすらなった。
今日偶然にも山本純一さんにお会い出来、
お話しを伺って心に残ったのは
"トリミングしない"と仰ったことだ。
ちょっと激しめに、とか
水平を合わせたり、とか
ここからここまで…って
自分都合で切り取らない、と。
写真を見る側に、ダイレクトに
音や匂いや風や温度まで感じさせるのは
そのままを切り取ってみせてくれるから
なのだろうな。
山本さんの感動した鼓動が
シャッターを押している気がした。
対峙するものへのリスペクト。
人知を超えた自然への畏怖を
写真を通して教えてくださる。
そのままでいいんだよ、
そのままがいいんだと。
山本純一さんと出会えて
北海道がますます好きになってしまった。
5月29日まで
北海道大学総合博物館にて。
入場無料。
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