とっちらかった頭の中。

 

昔っからそうだ。

 

見るもの

聞くもの、

大概好きになり

その時は大騒ぎするのだが

少したつと熱が冷める。

 

別に嫌いになった訳じゃない。

 

こんな性格だから

ものがどんどん増えていく。

 

CDや本、雑誌

ポスター

画集、写真集…

 

片付けだの断捨離だのと

初めるのだが、

あたしのそんな

聖域からはものがなかなか減らないのだ。

捨てようと始めるが、

(やっぱりいいなぁ)で

断捨離が止まってしまう。

 

 

服にはまって

いろいろ買い漁り

片付けに閉口した時

覚悟を決めて心を鬼にして

ものを捨てたのだが、

たまに捨てたことを忘れて

着たくなって探し回る有り様で。

 

忘れた頃の愛情が困りもん。

断捨離時の再発見が困りもん。

 

こんな感じで好きが多い。

だから頭の中もとっちらかっては

いるけれど、

やっぱりいいもんはいいし

好きなもんは好きで

捨てられない。

 

で、思ったのだ。

 

とっちらかったことを悪と考えず

"宝だね"くらいにしておく。

 

するとね、

年頃の子達が

 

「何これ、いいじゃん」

 

で、反応してくれるのだ。

 

なんかに繋がり、会話も増えて。

彼らが新たに良さまで見つける。

 

とっちらかり、で

道が広がる。

とっちらかり、最高。