そういえば。

地下鉄を降りて
地上に出たら


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空のグラデーションが
たまらなく美しくて。


そうなのだ。
暑さを凌駕する
空の綺麗さだったのだ。
今日は。


上を見ながら
気に入った空を
探し探し歩くと、
"暑さ"への
怒りと疲れが
知らず知らずに静まっていた。


夕焼けだと明日は晴れだとか、
月が赤いと翌日は雨だ、なんて
ちょっと迷信じみた話を
思い出すなぁ。
婆さん子だったから。


でもこれ、
暑さをしのぐ術かもしれない。

その、似た光景の昔を
思い出す。


少し癒されて、
そして
少しだけど
暑さを忘れた。


そうだ。
夜口笛を吹くと蛇が出る、だの
夜爪を切ると親の死に目に会えない
とか…
婆さん
いろんなことを言ってたなぁ。


思い出すだけで
なんかもう
よくわからないくらいの
愛を感じるのだ。

守られて
生かされている自分に
気づけた夕焼け。