こんな最悪な日が。

星野源ちゃんの『バイト』って
曲がある。

"殺してやりたい
人はいるけれど
君だって同じだろ
嘘つくなよ"

っていう歌詞で始まる。

この曲の何倍もの嫌な気分になり
どんなに、
過去にタマサプリ が
ブログで書いていた
セルフコントロール
試みても試みても
這い上がれそうに
なかった今日。

あたしはそれでも
大坂なおみちゃんみたいに
感情のスイッチをきり
トイレで一人
俯瞰的に自分を評して
無理矢理な笑顔を作った。

駄目じゃんか、タマサプリ 。
嘘つき野郎め。


本当に
どうにもならない一日だった。


理不尽。

この言葉の意味が心底わかった。
それから、
『バイト』って曲も。

この店長も悔しかったんだろうな。
理不尽と戦っていたんだろうな。
何度も何度も拳を握りしめては
我に返っていたんだろうな。


そんな、"理不尽"という
言葉の真の理解。
会社での有り難くもない
経験をもてあまし、
ホームで
帰りの電車を待っていた時だ。

ふと『グリーンブック』の映画が
頭に浮かんだ。

今?
いや、今日は映画な気分じゃない。
そんな気持ちの余裕なんかないよ。

浮かんだアイデア
押し留めて
消去しようした。

…のに、何故かスマホ
映画館スケジュールをみてしまった。

あと15分で始まるのか。
席は、と。
空席あるじゃん。

今、観るか。
前から観たいと思っていたしな。


衝動で
エスカレーターを駆け上がりながら
歩きスマホで映画館の席を確保した。
やってはいけないことをしなきゃ
自分を押さえられないくらい
何かに背中を押されて
焦っていた。


『GREEN BOOK』


あたしは絶対にこの映画を
忘れないだろう。

こんな最悪な日に
こんな最高の映画に
出会えるなんてさ。

映画のことは
何も言えない。

だって
何か言おうすると
泣きそうだからさ。


#星野源
#『バイト』
#『グリーンブック』