こんなときってなんていう?

そういうタイトルの絵本が
あった。

「ありがとう」や
「こんにちは」など
基本的な挨拶から
人とのご縁は始まるんだよ、を
子供達に教えたくて
よく読み聞かせをしたものだ。

絵本を読みながら
次に何を言ったらいいかなクイズ
をしたりして。

自分が考えた
いいと思う言葉を
絵本を読みながら言い合う。

そうだった。
そんなことをしたのだった。


さて、
今日みたいな日は
なんて言おう。

第一志望の受験日。

合格祈願をしてきた。

親に出来ることって、もう
それくらいしかない。

なのに
心の師は
有難いご祈願を
してくれたり。

たかが子供の受験なのに
気を使って
有難いお言葉を
かけてくださる
知人達。


こんなときって
なんて言ったらいいのだ。

「ありがとうございます」

それしか思いつかないって
笑われるな、子供に。
読み聞かせしてたら。


人様からの
心温まる言葉。
じーんとくるお心遣い。

ありがとうこざいます、の
最上級で返したかった。

だけど、それが
わからないのだ。

わかったことがひとつだけ
ある。

あゝ あたしはなんて幸せなんだ!


こういう答えでもいいのかな。