今朝。
出勤する地下鉄でのこと。
いつもは乗っていないような
親子連れがちらほら。
リュックサックを親が持ち
子は遠い目をして
通勤ラッシュに巻き込まれていた。
一目で、中学受験真っ只中の
親子とわかる。
しかもこの時期か。
あんまりじろじろ見たら
申し訳ない雰囲気。
だって
これから受験校に向かうということは
本命に思いが届かなかった
まだ決まっていない子だと…。
第2、第3志望へと
なんとか思いを繋ぐ親子連れ。
切ない目の子。
親も憔悴感が半端ない。
自分もそうだったから
痛いほどわかる。
2月1日の本命日に受かって
早々に受験を終えたいなんて
あの時は思ったな。
なかなか納得のいく結果が貰えず
焦ってイライラして。
上司には「子供、まだ決まらないの⁈」
と馬鹿にされて悔し涙をしたっけな。
でも、本人。
もっともっとキツかったと思う。
第1志望には入れなかったが
今思うと、それで良かったのだ。
第2志望だから残念な中学生活？
な、ことは絶対ない。
ちゃんと、その子にとって
一番相応しいところに縁があるはず。
結局第1志望って
親の思いだったりしてね。
悔いなく。
諦めることなく。
出し切るんだよ。
どうか思いが届きますように。
鏡に映る自分の姿を
切ない目で見つめていたあの子に。
そして今、自分と戦っている
あなたに。
