2について。

 

"大事なことだから2回言います。"

とか

"大事なものは2つある。"

とか、

そんな言葉や歌をふと思い出した。

2という数字と"大事"との関係性を

ひしひしと感じたのも

今回の網膜剥離のおかげかもしれない。

 

今まで普通に見えていたものが

突然ひとつダメになってはじめて

もう一方の存在に気づき、感謝。

そして2つこしらえておいてもらったものなど

人間の身体の造作の不思議を考えずには

いられなかった。

 

網膜剥離」と最初の病院で診断され、

秒速で視界が狭まっていき(あたしの場合)、

その翌日の転院先では

「全く見えてないですね、右目。」と

言われてしまった。

幸いにも当日手術が叶ったのだが、

今のところ術後経過が良いとはいえ

やっぱり右目はまだ

ついているだけ…の感じなのだ。

 

視界は、"白い障子越し"状態から

術後4日目で"明治期の硝子窓"レベルへと

進化した。(イメージ)

目に入れられたガスのせいなのか

異常に屈折率が激しく感じ、

ただもうキラキラと眩しい世界が今

自分の前に広がっている。

あるいはプールの底に仰向けで横になって

上空を見ている懐かしい視野な今日この頃。

 

手術で網膜を張り直してもらって

視界が明るくはなったけど

やはり生活はままならない。

左目が頼り。

左が見えているからこそ

こうしてスマホも出来る訳で。

 

大事なものは確かにふたつ。

目ん玉、◯玉…ありがたい。

今更ながら感謝しなきゃと

強く心に誓ったのだった。

 

さあて明日は再度検査だ。

そろそろ空を見上げる

許可してくれないかなぁ。

 

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#網膜剥離

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#日帰り手術