''ふるさとの 訛り(なまり)なつかし
停車場の 人ごみの中に
そを聴きにいく"
いきなりだけど
石川啄木の有名な『一握の砂』の一首を
冒頭にお借りしたのは…
故郷が恋しくて上野駅に東北の言葉を
聞きに、じゃなく"聴きに"行っていた
啄木の気持ちがわかるなぁ…なんて
言っていいのかわからないけど
実はあたしも似たようなことを
してましてね。
啄木さんが上野駅なら
あたしは5駅離れた有楽町駅。
"どさんこプラザ"なんですが。
東京に居ながら北海道の旨いもんが買える
あたしの聖地なのである。
例えば、鮭。
鮭を買う時に
「フライパンにくっつかないアルミホイルひいて
凍ったまま鮭、焼いてみて」と
北海道訛りで教えてくれたおじさんに
じわじわしながら夕飯に食べた焼き鮭の
旨いのなんの。
しかもその時のおじさんとの会話が
楽しくて懐かしくて。
あとは、これ。
大好きな清月の「赤いサイロ」。
いつもは売り切れて悲しみを味わうのだが
今日は久々に、この濃厚さを味わえたのだ。
懐かしさは耳から…だけじゃなく、
口、いや舌からも癒されるんだよなぁ。
#どさんこプラザ
#有楽町