星野源さんの『生命体』って。

 

 

世界陸上アジア大会のニュースの度に

バックに流れる星野源さんの『生命体』。

 

脈打つタイミングと同じような

軽快なテンポも大好きな要因なのだが、

その上をいく歌詞の面白さが

聴いていてニヤついてしまうのだ。

 

大きな競技大会などでは大概

"頑張れ!"とか"優勝目指して!"みたいに

選手を鞭打つイメージの曲が流れるような

気がするのだが(個人の勝手な感想)

この曲は正反対な気がしてならない。

 

歌詞を見ると…

(因みに「 」は歌詞引用部分)

 

「気が付けば競ってるの

 勝て 走れと

    選べぬ乗り物を抱え

 君のためと引かれた

    線路 進めと」

 

"競る"こと、ただ"勝負"のみを

注目することを思いっきり

皮肉っているような歌い出しが最高。

 

もはや選びようがなく、変えようがない

既に持ち合わせている自分の身体。

その大事な身体を

身を粉にしてトラックの線と線の間を走って

がむしゃらに1位を目指すことだけでいいの?

 

「笑う 何言ってんの」

 

そんな訳ないよね。

 

順位に臆せず、自分自身をも越えて

周囲の雑音すら耳に入らない

ゾーンの世界に入ることが出来たら幸せだよね。

そもそも「あなたは確かにここにいる」んだし。

だから踊るように楽しめばいいんだよ。

 

あたしは勝手にこう解釈して

源さんに応援して貰っている気分。

 

「無自由な運命も 愛と変えるの」

の言葉は自分の人生の歩みのモットーに。

生命体である自身の身体は存分に、

そのまんま活かすのみ。

 

「命は足掻く

 死ぬな 研ぎ澄ませ

 行け 走れ」

 

こんな風に応援されたらさ、

最後まであたしらしく走るよ。

嬉し泣きしながらゴールテープ、

きるな、きっと。

 

もし星野源さんの歌をソートかけたら

たぶん"楽しめ"が多めな気がして

 

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好きだなぁ。

 

 

#生命体

#星野源