甦るには。

 

 

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島を発った理由は他でもない、

選挙も…だけど馴染みの散髪屋さんで

髪のメンテナンスをしたかったからだ。

 

元々自分は、旅先のピンときたお店に突撃して

散髪して頂くのが趣味なのだが、

今回は何故かやっぱり

いつもの"ツーカー"なスタイリストさんに

切って貰いたかったし

お米ちゃんの洗髪で"召され"たかったのだ。

 

お店に入るなりスタッフさんはじめ

担当の彼が「圧倒してきますね、その日焼け」と

あたしの腕に見惚れてくれた。

「毎日日焼け止めクリームは欠かせないよ」と

言うや否や「塗ってそれ?!」とわいわい。

しかも、

「そろそろなんとなく髪型変えたく

なってるっしょ」と散髪イメージを

ちょっと北海道弁を混ぜながら

喋ってくれるし、「まさにその通り!」と

テレパシーが通じてツーカーな気持ち良さ。

そして海風と太陽光線で熱せられて

ガビガビになって乾燥しまくりの髪を

メンテナンスしながら微妙な色を入れて

あたしを甦らせてくれるセンスと腕に

ひれ伏したのだった。

 

帰ってきて良かったなぁ。

気持ちいい洗髪と散髪って

どうしてこうも甦れるんだろ。

全身リセット完了した日。