ここに来てから約1か月経過。
湯船に浸かっていないことが
やはりストレスになっていた。
重いんだよなぁ、体が。
滞在中のこの場所は残念ながら
シャワーのみなので、風呂好きのあたしは
いよいよしんどくなってきて。
そんなどんより野郎を気遣ってくれた
同僚のまいちゃんが、仕事終わりに
温泉に誘ってくれたのだった。
17時に勤務を終えると、
ずっと前から行きたかった
"花の湯温泉"で
一カ月分の疲労回復をはかることに。
なんとも言えない装飾に
ある意味期待が高まる高まる…
この脇から入ると
プラド美術館か!な
脱衣所があり、その先には
琥珀色した、とろっとろのこじんまりした
湯船が控えていて…
シャワーからも温泉が噴出。
身体を洗いながら
ボディーソープが落ちて
いないんじゃないかと勘違いするほど
ツルツルぬるぬるな不思議な湯。
温泉の効能や泉質がしっかり書いてある
らしいのだが、セピア色が過ぎて読めない。
何に効くのか
文字での認識は出来なかったが
風呂上がりの肌にも髪にも何も付けずに
いる今…こんなにしっとりするんだなぁと
身体の正直さにビックリした。
そっけないほどあっさりと
寂れた感が否めない外観。
だけどここは地元ナンバーの車が
駐車場を陣取っていて
あたし達が上がっただいぶ遅い時間でも
ひっきりなしに車が入ってくる温泉だった。
風呂上がりに
波の音が聞こえるし、
化粧水いらずの濃厚なまろやかなお湯だし。
当然だよな。
通いたい温泉、もう見つかった。
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