有楽町にイッセー尾形さんを観に来た。
「妄ソー劇場・すぺしゃる2020」だ。
何がいい、って
イッセー尾形さんの光をあてる場所が
いい。
確かにああいう人いるよな、の
ああいう人。
それがめちゃくちゃ面白い。
胡散臭いくらいに癖のある人で、
こっち側から見たらめちゃくちゃ面白いのに
こっち側から見たらめちゃくちゃ切ない感じを
存分に堪能してきた。
笑いながらジンとして
ジンとしながら笑って。
時間が昭和の匂いになるのだ。
いろんな人がいろんな場所で
いろいろ思って生きていて。だから、
好き放題やればいいじゃん、
生きてていいんだよ、って
言われた気がするのだ。
対象にリスペクトして芝居をする
その姿を見ていて
そう思った。
イッセー尾形さんの芝居の後は
隣に歩いている人すら
愛おしくなる。
無性に誰かと
喋りたくなるんだ。