選択肢。

 

目の前にもし

あのタクシーが止まっていたら

あたしは乗るかな。

乗ったら何処まで戻ろうかな。

 

鬼才、バカリズムさんの

素敵な選TAXI』の再放送がスタートした。

 

"人生の選択…、

やり直したいなら、ご乗車ください。"

の誘いにまんまとのりたいあたしがいてさ。

 

タイムリープ感というか

パラレルワールド感もの。

面白くって堪らないのだ。

 

幸いにも自分の人生を戻って

どうこうしようとは思わない。

その都度、とことんやったし、楽しかったし。

それ以外の選択肢など、考えられないくらい

枝分れ時にベストを尽くした自負があるから。

 

なんて、カッコつけてはみたけれど

本音はさ、もうやり切って疲れ果て

結構な気合い入れて走ってきたから

今そんなパワーは無いな、って感じ。

パワーがあっても、今でいいや。

いや、

今が、いい。

 

じゃ、何故

枝分さんのタクシーに乗りたいのか。

 

あたしは友にあの時ちゃんと

別れを言えたか、の

"あの時"に戻れるなら、乗りたい。

 

勝手にあたしの一存で

その人の寿命を延ばすことは

本意では無い。

むしろやってはいけないと思う派だ。

何故なら、その人は

その寿命に納得し、

そういう人生を選んで生まれてきたと

思っているから。

自分が

別れたくない、とか淋しいからって

他人の寿命の操作のために

枝分さんのタクシーに乗りたいのではない。

 

そこできちんとした別れがしたいのだ。

ちゃんと向き合って

心を込めた言葉で

お礼を言い、さよならがしたいのだ。

 

大好きだった友達との

今生の別れは、

かなり突然きたりする。

 

で、いつも思うのだ。

あたしはちゃんと感謝を伝えていたかな。

適当につまらん言葉を発してなかったか。

気持ちを伝えられていただろうか…とね。

 

でも枝分さんの車待ってないで

言葉や会話を大事にしなきゃと

再放送を観て心底反省したのだ。

 

選TAXI、やっぱ乗りたいわ。

 

 

#バカリズム

#素敵な選TAXI