録画の中から
今日選んだのは
NHKのドキュメンタリー
『プロフェッショナル仕事の流儀』。
10月22日に見られなかった
志摩観光ホテルの総料理長
樋口宏江さんの回だ。
女性初の〜が本当に
並大抵な努力じゃなかったであろう
風情。
あたしの想像を軽々越えてくる
執念を感じて圧倒されてしまった。
メインを決めるメニュー披露会の
あの雰囲気の中
何度貶されようとも
食い下がる根性に頭が下がった。
子供を産まなきゃ良かったんじゃないか、
とか
結婚しなければ、もっと仕事に
打ち込めたんじゃないか、という苦悩が
他人事とは思えなかった。
子供への時間が取れず
ダメな親だと
何度悩んだ事だろう。
家庭も仕事も全てが中途半端で、
そんな自分がいつも嫌だった。
だけど、なんとか目の前にくるものを
全力でやって走ってきたら
なんかもう全て吹っ切れて
軽くなっての今がある。
樋口さんの頑張りを見て
たまには肩の荷をちょっとだけ下ろして
大笑いしたり
グダグダになってもらいたいもんだ、と
思ったなぁ。
子供の寝顔を見ながら
詫びたくなったり
涙が出てきたり、
でも毎日頑張っているこの世の女性を
なんとかしたい。
頑張ってるから。
充分、って。
