たけのこご飯と母の日と。

 

 

炊いてあった量が

老夫婦ふたりっきりで消費できる

米の合数じゃなかった訳。

 

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今日は母の日だし、

父の体調も心配なので

実家へ帰ってみるかなと、朝食後スタンバイ。

ふたりの大好きな船橋屋のあんみつと

ちょっとした寿司などを買って

事前予告無しにのりこんだ。

 

大概実家にもうでる時は予告なし。

失礼ながら突然の訪問をする派だ。

その方が普段の営みがわかるから。

素の生き生きした行動展示が人気の

旭山動物園みたいな考えで、

化粧していたら肌の色艶がわからないし

お茶菓子など準備されたりは返ってご免だ。

 

なので今日も事前予告無しで

突然玄関のベルを鳴らした。

化粧途中の母が出てきて

「あれ、ひとり?」と。

どうやら家族総出で来るかもと

たかを括っていたようで

「ひとりだよ」と言うとちょっとだけ

残念そうな顔をした。

 

玄関には妹夫婦からのお花が届いていて

帰れないけど…的なことだったらしい。

 

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持参した寿司などを開封したり

買った野菜でサラダなどを作って

簡単な昼メシにしようじゃないかと

準備をしていたら母が見せてきたのが

冒頭に書いた、たけのこご飯だったのだ。

 

あたしが行かなかったら

いつまでふたりで食べ続けられるか…な大量の

昔からこの時期よく作っていた

たけのこご飯がお釜にたっぷり出来ていて

見た瞬間なんともいえない気分になった。

 

あたし自身昨日から体調がイマイチで

太陽フレアの影響か、電磁波のせいか

(たぶん違うと思うけど)頭痛が頻繁で

何度も薬を飲んだりして、母の日訪問を

見合わせようかと思っていたからだ。

 

だけど今朝は何故か行こうと直感。

からの、たけのこご飯との対面だった訳。

 

母の日に誰も来なかったら、

大量のたけのこご飯を目の当たりにして母は

どう思っただろうか。

 

帰り際「家族の分をもらってもいい?」と

言うと、嬉々としてタッパに詰めてくれた。

だいぶ消費出来たし

良い提案をしたんじゃないか、自分。

 

玄関先で老夫婦に見送られながら

ホッとしながらもちょっとだけ切ない

そんな母の日の件を長々と…読んで頂き

ありがとうございました。

 

 

#母の日

#たけのこご飯