いくら好きな場所での仕事でも
慣れないストレスでヘトヘトなのを
察知してくれるありがたい上司で。
ちょっとひと息いれよう…と
連れてきてくれた場所がもう！
ご近所の喫茶店とかじゃないのよ。
広大な菊地さんちの牧場だった。
我々が歩いていると、
左の方からカサカサと
動物の気配がして、
突然大きな白馬が出現。
互いに駆け寄る馬と人との
仲睦まじさったらないのだ。
１０歳のしばさん。
どんどん近づいてきてくれて
あたしの胸元に鼻を寄せ
何かをキャッチしてくれた様子。
後から来てくれたのは
栗毛のふーさん、同じく１０歳。
やぁ！と言うやいなや
颯爽と水呑み場へと
突っ走って行かれた。
あったかくて
草のいい匂いがするお二方の
身体を撫でながら
草を食む咀嚼音を聞いていた。
目の前のことを淡々と
焦らずやればいいだけ
しばさんが言ってくれたのか
それとも、ふーさんのメッセージか
どちらからの教えだったかはわからないけど
じわじわと全身が緩まるのがわかった。
"ちょっとひと息"のやり方が
ワイルドで優雅で壮大過ぎる。
大好きな友達がまたまた増えたよ。
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