自分の思い通りに
翔べないくらいな強風のなかを、
でも必死に羽を動かしている鳥を見ていた。
ベランダの洗濯物が吹っ飛びそうな
今日みたいに強い風だって
彼らが生きる為に使うものはきっと
自分の力だけなんだろうな、って。
かっこいいよな。
やっと届いたこの本。
『使ってはいけない言葉 忌野清志郎』
(株式会社百万年書房 刊)
あたしは本当に
恵まれている。
うろたえていると
こういう道標がふと目の前に現れる。
"自分がやることが
ハッキリするんだよね。
世の中が最低だっていうことが分かると、
じゃ自分が何をするのか。"
P.211より。
"今"に合わせて
言ってくれたのか、ってくらい
ホカホカな言葉だらけ。
今だに湯気が出ているんだ。
読み終えて、
清志郎さんて
鳥みたいな人だな、って思った。
自分の力だけで
風きって、思うがままに…
でも翔んでっちゃったけどね。
遠くに。
いや、違うわ。
この本があるし
歌がある。
すぐ近くにいるんだよ。
#使ってはいけない言葉