空っぽにする。

 

出勤パワーを充填すべく

イヤホンを耳にぶち込んだ。

 

"君を誇ることで

私は生きているって

呆れた本当さ

ああ  なにもないな"

 

星野 源『Nothing』がいきなり。

 

"なにもないな"

がリフレインして、もう

朝からありがとう状態。

 

 

何だかんだ言って

なにもないんです。

空っぽの体に

後付けの見栄を自分だと勘違いして

なんだか生かして貰っていることに

まだちゃんとわかってないんだな。

 

見透かされた気がしたよ。

 

誇って生きたって所詮はハリボテ。

 

だったら"中身を自分の最上"にする。

 

なにもないから、出来るんだ。

というか、なにもない、にしないと

入らない。

最上のソフトは。

 

そしたら新たなあたしに

なれるってもんだ。

 

空っぽにしとこ。

完全なる、空っぽに。

 

だって

"ただ うつわ"

だもん。