「サントラ」が今、芯に響く。
Creepy Nutsさんと菅田将暉さんの
コラボ曲。
今日みたいな、なんかもう…な、
胸がムカムカする時とか
どうもこうもない怒りややるせなさが
心頭に発しそうな時なんかに聴くと
熱くなれる、ガソリンのような
凄い曲。
自分に薪をくべる曲なのだ。
この曲の謂れや解説は
専門家にお任せするとして
なにが響くって、この歌詞が
沁みて困る。
"華々しく照らしてくれ
ありふれた生き様を
この人生ってやつは作り話
自分の手で描いて行くしかない
あの日でっち上げた無謀な外側に
追いついていく物語"
スター街道まっしぐらの方々のご苦労を
わかるはずもない。
エリート街道進行中の方のお気持ちを
察することも出来ない。
"一般"道のさらに脇道を、
のほほんとローくらいの速さで
とりあえず走行中のありふれた自分だ。
だけど、
無謀な夢みたいな外側をでっち上げ、
そこをめがけて突き進んでいてさ。
側から見たら無理しちゃってかなり痛い！
かもしれないけど、でも
諦めきれずな今
"描いて行くしかない"のだ。
"夢なんて見なけりゃ苦しまない
それでもこうしてもがいていくしかない
あの日踏み外したレールの向こう側に
刻みつける物語"
何度だって思った。
夢なんて見ないで
普通に生きれば楽だろうな、って。
だけど、特に今世界中
普通じゃない時に、
普通にすら生きられない時に、
どのくらいもがいたら楽になるのか
わからないけど、
やるしかないな、って
熱くなれる曲なのだ。
生まれてきたら誰だって
夢をみたいし、あわよくば…って
思いたい。
こんな時代に
押し潰されたくないんだ。
それをわかってくれている気がする。
この「サントラ」は。
ちゃんと、もがいた人々が
ちゃんと、もがいて作った
ちゃんと、沁みる曲なのだ。
この半年間
普通に聴けたのに
なんだか今日は
泣けてくる…
