もらいもの。

 

ものもらい、じゃない。

もらいものの話。

 

今日もらった手ぬぐいが凄いのだ。

 

長崎染めの藍色がいい感じのやつ。

それに栞がついていた。

その中に、

 

"世の人は

われをなにとも ゆはばいへ

わが為すことは

われのみぞ知る"

 

という、坂本龍馬が詠んだ和歌が

書かれてあった。

 

普通だったら

「ふうん」くらいだっただろう。

いや、ふうん、もなく

スルーかもしれないな。

 

だが、今日は

目が止まった。

明らかに、メッセージを

キャッチした気がした。

 

何だって今なのだ。

そう思いつつも、

何度も何度も読み返してしまった。

 

あたしが今やっていること、

これからやろうとしていることを

周りは好き勝手言うだろう。

いや、とっくに言われているかも

しれないな。

だけど、あたしがやりたいこと、

やりたさ加減は、

どんなに説明をしたところで

あたし自身しかわからないし、

やってみなければ

どんな結果になるかも

わからないのだ。

 

そりゃ初めてのことだ。

失敗だってあるだろう。

だけど、やりたいと決めたらには

とことんまでやってやる。

 

 

今日この和歌に出会えたことで

余計に弾みがついたってもんだ。

 

意味のないことは

1秒たりとも無いのだ。